デフレの正体

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ウェブ解析士を勉強している方におすすめの本を紹介してみようと思う。
今回は「デフレの正体」

とてもめずらしいケースだが、著者の藻谷さんとはこの本を読む前に講演を聞く機会があった。いわきJCに所属してたころだ。

そのときの話がとてもおもしろかった。そして私にとって地方活性化、日本の未来を考える上で重要な指針となった講演だった。人生でトップ10にはいる素晴らしい学びのある講演だった。

その講演の中で、いわきのブランディングについても触れていて、日本のビバリーヒルうをめざしたらいいという話があった。震災前ではあるが、広い住宅地、都心から気軽に行ける距離、海と自然が多いので、もっと高付加価値ラクジュアリーにするのは可能性があるな、と思う。

さてこの本はマーケティングで統計を活かそうと思う人なら絶対触れておいてほしい人口統計を中心に用いている。地方都市ごとの人口流出の多い地域少ない地域の差から、地方のあるべき姿を説いている。宮古島と石垣島、越後湯沢と軽井沢。都心からほぼ同じ距離にあるにも関わらず、人口流出の激しい地域とい激しくない地域がある。その差とは・・・

あとは本論を読んでほしいが、いま駅前がガラガラになっているような土地が多く、やれイオンが悪い、若者の地方離れが悪いと嘆くが、そんなの単なる言い訳で、ようするに利権をもっている駅前の人たちが投資をしないのが問題の本質である。土地を駐車場やらシャッター街にして、動こうとしなくても生きていける状態は、楽かもしれないし幸せなことかもしれないけど、未来の子供たちの可能性を犠牲にしているともいえる。

チャレンジしないと。