初受注が
- 2020.07.08
- thinking
初引き合いが堅気じゃなかったので、さすがにこいつに電話なんかせたら危険だと思われたかというと、笑い話で終わり、そのまま先輩と同行したり、空いたときは電話帳で電話していた。
そうすると「え」までいたら、まさかいたのだ。
江尻設備
そりゃ電話したとき「えじりっていうんですー」なんて言い方をして、アポイントを取ることができた。確かまだ倉敷に統合される前の真備だったと思う。
ちょっと遠いけど、まあ知らない土地をドライブするのは楽しかった。そして洪水で大変な被害があったとき真っ先に思い浮かんだのは江尻さんだった。
私が初めて仕事で受注したのが江尻設備だったからだ。
新人で何もわからんけど、まあ買ってやろうか、ぐらいの感じだった。まあ同情でも人情でも受注できたのは嬉しくて、先輩にも奢ってもらった。
それで美談で終わるかというと、そうではなかった。
なぜかちゃんと覚えてないのだが、そのあと別な紹介で引き合いのあった案件で見積もりを依頼されて見積もった。
業界的には常識的な値段だったのだが、そのあと江尻さんからえらい剣幕で電話がかかってた。なんてことしてくれるのかと。なんとそのお客さんは江尻さんが提案してたお客様だった。
中抜きというやつだ。私たちが顧客直で提案してしまった。最終的な顧客の名前を聞く必要もなく、聞いてなかったのが完全に災いした。
初受注だったお客様は初出入り禁止のお客様にもなったのだった(笑)
でも感謝しています。
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