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自己主張が強いのに社会貢献性が高い岡山県人の謎

自己主張が強い人が岡山には多いなと思った。倉敷は狭い道が多い中、車で営業していたのだが(おかげで少しは車運転できるようになった)、狭い交差点には大体自然石が角においてあった。おかげで曲がりにくくなるのだが、車が壁に擦る前にこの自然石にぶつかるから、壁が壊れない。福島では見たこともなかった。そしておじいさんでもおばあさんでも気に入らないことガンガン口論してた。70歳は越えてるであろうおじいさんが瀬戸大橋超えた丸亀駅で、駅員になんでこんなに運賃が高いのかと喧嘩してた。それどうにもならんだろう、いい年しえと思ったが納得しない引き下がらない、主義主張が強いのだ。だからなのか、独立する人も多かったように思う。自分は自分という意識が強い。

岡山県の人は自己主張が強く、協調性がないことについて「災害がないから協力する必要がないからだ」とその原因を言っていた。日本酒の醸造をしている人が、岡山県の日本酒の味は新潟などに比べ遜色なくても岡山の日本酒が新潟に負けるのはみんな協力しないからだ、とも言ってた。新潟は雪かきなどで協力し合う関係があるし、越乃寒梅みたいなヒット商品が出ると、他の新潟の日本酒ブランドを引き揚げるのだそうだが岡山にはそういう文化がないのだそうだ。

OKAWEBというウェブ系の勉強会もあるが、岡山で長期間やってるのってこのような協調性のない文化で奇跡的だと思える。このコミュニティを仕切ってる後藤さんが大分出身で岡山県人ではないことは、一つの理由じゃないかと思ってる。

あと先輩が後輩を面倒見る文化も強くて、よく晩ご飯とか連れて行ってもらえた。よく考えたらご家族もいるし、大変だったろうけど、いろいろ教えてもらった。これは営業所が地元高校卒業者が多く体育会系の系の人が多かったからかも知れない。パソコンオタクでDJとかやってて、そういうまともな人と知り合う機会がなかったから、とても新鮮だった。そういや後輩先輩って関係が社会人までなかったからだ。

岡山県人はわがままで自分勝手で協調性がない、なんて散々こき下ろしているのだが、そのことと全く噛み合わないが、とても素晴らしいと思っていることがあってそれが社会貢献性だ。

倉敷の道が狭いのは空襲がなかったためだ。それは一説によると、倉敷には大原美術館があったからだ、と言われている。大原美術館には貴重な印象派の作品が多数保管されている。様々な起業家はいるが、大原孫三郎のようにその功績が戦災から救った例は多くはないだろう。

彼だけではない。ベネッセも瀬戸内芸術祭で過疎化が進む離島をアートを用いることで活性化させている。直島なんて崇徳天皇が流されところで、戦後不法投棄と公害でドロドロだった島だ。そこに地中美術館を建てモネなどの作品をおき、イベントを立てることで活性化したのだ。豊島美術館なんて大好きだが、公害で相当苦しんだ地域なのに、世界中から作品を見に訪れている。

こんな素晴らしい功績を残せる経営者というか人物、そうそういないと思う。
これは岡山県が育む人間性なのだろうか、とても興味深いというか素晴らしいことだと思っている。

私はアートなんて30代までまーーーーったく興味なかったが、JWDAの理事として大地の芸術祭に嫌々連れて行かれてから、好きになって瀬戸内芸術祭にも行ったのだった。そして地域活性化の重要な手法の1つとして、アートは大事だと思っている。

この二律背反とも思える性質が一緒になってることにとても興味がある。

協調性がない地域は他にも聞いてて静岡県人も災害がなくて自分勝手なんだそうだ、そして震災前まで雪も降らなかきゃ夏も涼しい、私の故郷いわきも同じような風土だと付け加えておく

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