Greeting and love
- 2020.07.17
- thinking
大学生のころ、Reggaeの映画として有名だったRockersの冒頭がとてもすきで、何度も見てしまう。
あのころはレゲエの情報がなくて、美容院の人にVHSのビデオとかダビングさせてもらってた。こういう映画、なかなか手に入らなかったからだ。
あのころは内容そっちのけで音楽と文化を見てた。中身、あんまり見てなかったと思う。
あきらかにマリファナかガンジャを吸いながら打楽器中心に叩いてる中で、突然杖をもった半ズボンのラスタっぽい人が色々語る。そして引っ込んで音楽が強くなって終わる。このナイヤビンギ的なノリが大好きでよく見ていた。
しかしこの半ズボンの話をちゃんと見てみると、とても今ならしっくりくる話ばかりだということがわかる。人種を超えた調和平和が大事だということ、戦争は終わっているということ。こういうテーゼが、このあとにつづく、ジャマイカのトレンチタウンとかゲットーとか要するにスラム街から生まれていることは考えておく必要がある。
他のコンテンツでも触れてるが、私が高校生のころ、ラスタファリズムの言ってたことはストイックすぎて滑稽だった。でもこういうローカル主義は正義になりつつあるなと思う。
いろいろな見方があると思うが、コロナによって先進国と途上国と問題意識が一つになった。前は貧困も医療の不平等も、認識にずれがあったことが、これからは一緒に考える必要がある。
すごいまっすぐ画面見て語りだすんだ。僕は好きだけど変な映画ではあるよね。
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